いつも助かっている児童手当(保育園代や習い事代、食費などに消えていってますが…)
当たり前に受給していたけど、ちゃんと児童手当の事知らないかも!?と思い、調べてみました。
「児童手当って何月にもらえるんだっけ?」
「児童手当っていくらもらえるの?」
「引っ越した時も申請って必要?」
知ってるつもり…になってた私のように、意外に知らない事も多いのでは?
これからの貯蓄のためにも、知っておくといいかもしれません!
そんなママのために、今回の記事では、
- 児童手当はいつからいつまでもらえる?
- 児童手当の支給額や支給月など
- 児童手当の申請手続きや現況届について
など、家計のために知っておきたい6つの事をご紹介していきます。
この記事は文部科学省:児童手当制度のご案内(平成24年4月)をもとに作成しています。
1. 児童手当とは?
児童手当の目的
児童手当の目的は、子育て世帯の生活の安定のためだそうです。
確かに、お金がないと気持ちにも余裕がなくなってしまいますよね…子育て中のママにはありがたい手当です!
児童手当制度は、児童を養育している方に手当を支給することにより家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会をになう児童の健全な育成及び資質の向上に資することを目的にしています。厚生労働省:児童手当制度の概要より引用
児童手当の所得制限
児童手当には所得制限限度額があります。一定の所得を超える場合は、給付金額を減額するという仕組みのようです。
扶養親族等の数 | 所得額 | 収入額 |
---|---|---|
0人 | 622 | 833.3 |
1人 | 660 | 875.6 |
2人 | 698 | 917.8 |
3人 | 736 | 960 |
4人 | 774 | 1002.1 |
5人 | 812 | 1042.1 |
「収入額の目安」は、給与収入のみで計算していますので、ご注意ください。
※児童を養育している方の所得が上記の額以上の場合、法律の附則に基づく特例給付(児童1人当たり月額一律5,000円)を支給します。
とても計算が難しそうだなぁと思っていたら、入力するだけで計算してくれるサイトがあるようです!とっても便利ですね!
2. 児童手当はいつからいつまで受給できる?
児童手当の支給の対象は、
「0歳〜中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方」
だそうです。中学校まで受給できるとは知りませんでした…
0歳から受給できるのですが、厳密にいうと赤ちゃんが生まれて、児童手当の申請手続きをした翌月からの支給になるようです。(例えば1月に生まれた赤ちゃんは2月分から、2月に生まれた赤ちゃんは3月からとなります。)
では、月末に生まれた赤ちゃんはどうなるの?と思いますよね。例えば1月31日に生まれた赤ちゃんはその日に申請する余裕なんてないので、生まれてから15日以内に申請すれば2月分から支給されるそうです。
- 児童が日本国内に住んでいる場合に支給
※留学のために海外に住んでいて一定の要件を満たす場合は支給対象 - 父母が離婚協議中などにより別居している場合
児童と同居している方に優先的に支給 - 父母が海外に住んでいる場合
その父母が指定した、日本国内で児童を養育している方に支給 - 児童を養育している未成年後見人がいる場合
未成年後見人に支給 - 児童が施設に入所している場合や里親などに委託されている場合
原則として、その施設の設置者や里親などに支給
3. 児童手当の支給額はいくら?
児童手当の支給額は、
3歳未満が 一律 15,000円
3歳以上 小学校修了前 10,000円 (第3子以降は15,000円)
中学校卒業まで 一律 10,000円
となっています。
ただ、児童を養育している方の所得が所得制限限度額以上の場合、特例給付として月額一律5,000円の給付になることもあるようです。所得制限限度額とは?
1人目 3歳 10,000円
2人目 0歳 15,000円
Aさん家族の受給額 1ヶ月分 25,000円
1人目 10歳 10,000円
2人目 8歳 10,000円
3人目 5歳 15,000円(3人目なので15,000円)
4人目 3歳 15,000円(3人目以降なので15,000円)
Bさん家族の受給額 1ヶ月分 50,000円
1人目 19歳 0円
2人目 14歳 10,000円
3人目 12歳 10,000円(3人目だけど範囲外なので10,000円)
Bさん家族の受給額 1ヶ月分 20,000円
児童手当の総額はいくらになるの?
中学校の卒業までに、児童手当の総額がいくらになるのか知っていますか?
ちょっと気になったので計算してみました。
- 0歳〜3歳まで 35ヶ月(3年 – 1ヶ月) × 15,000円 = 525,000円
※生まれた月の翌月から支給されるので1ヶ月マイナスになります。 - 3歳〜小学校に入るまで 39ヶ月(1月生まれ) × 10,000円 = 390,000円
※小学校が4月からなので、生まれた月によって月数が変わってきます。 - 小学校修了まで 72ヶ月(6年) × 10,000円 = 720,000円
- 中学校卒業まで 36ヶ月(3年) × 10,000円 = 360,000円
1月生まれの子どもの総額 1,995,000円
3歳〜小学校に入るまで 39ヶ月(1月生まれ) × 10,000円 = 390,000円
※小学校が4月からなので、生まれた月によって月数が変わってきます。
↑この※部分の計算ですが、
4月生まれが1番長くて48ヶ月、それから1ヶ月ずつ短くなり、3月生まれが1番短い期間になります。4月生まれと3月生まれでは、11ヶ月分の差があるようです。
- 4月生まれ 48ヶ月 総額 2,085,000円
- 5月生まれ 47ヶ月 総額 2,075,000円
- 6月生まれ 46ヶ月 総額 2,065,000円
- 7月生まれ 45ヶ月 総額 2,055,000円
- 8月生まれ 44ヶ月 総額 2,045,000円
- 9月生まれ 43ヶ月 総額 2,035,000円
- 10月生まれ 42ヶ月 総額 2,025,000円
- 11月生まれ 41ヶ月 総額 2,015,000円
- 12月生まれ 40ヶ月 総額 2.005,000円
- 1月生まれ 39ヶ月 総額 1,995,000円
- 2月生まれ 38ヶ月 総額 1,985,000円
- 3月生まれ 37ヶ月 総額 1,975,000円
この計算、ややこしいなぁと計算していたら、「書庫のある家」さんが表を作って分かりやすく説明してくれていました!
児童手当を15年間貯金すると総額は約198万円~209万円!3月生まれは4月生まれより11万円少ない件
以前ママ友が「児童手当を使わずに積み立ててたら、高校進学や大学の時に役立つよ!とりあえず、使わないで貯金しとけばいいんだよ。」と言っていたのを思い出しました。
全額は無理でも、半分くらい貯金しておけば、教育費の不安は減るかもしれませんね。
4. 児童手当の支給月はいつ?
児童手当は毎月支給されるのではなく、年3回(6月、10月、2月)に、4ヶ月分ずつ支給されます。
先程の、 Aさん家族の場合 (子ども2人) は毎月25,000円だったので、4ヶ月分の100,000円が年3回(6月、10月、2月)に支給されます。
Bさん家族の場合 (子ども4人) は毎月50,000円だったので、4ヶ月分の200,000円が年3回(6月、10月、2月)に支給されます。
児童手当の支給日(振込日)はいつ頃?
児童手当の振込日ですが、市区町村によって違いがあるようですので、ご自分の地域のホームページなどを確認してみてみてくださいね。
東京都23区の支給日一覧
区 | 支給日(振込日) | 参考URL |
---|---|---|
千代田区 | 各支給月の10日 | 千代田区HP |
中央区 | 各支給月の13日までに | 中央区HP |
港区 | 各支給月の10日頃 | 港区HP |
新宿区 | 各支給月の12日まで | 新宿区HP |
文京区 | 平成30年6月11日、平成30年10月11日、平成31年2月8日 | 文京区HP |
台東区 | 各支給月の中旬 | 台東区HP |
墨田区 | 各支給月の10日 | 墨田区HP |
江東区 | 各支給月の12日前後 | 江東区HP |
品川区 | 各支給月の10~12日頃 | 品川区HP |
目黒区 | 各支給月の12日 | 目黒区HP |
大田区 | 各支給月の10日頃 | 大田区HP |
世田谷区 | 各支給月の10日(※記載が見つけられず電話で確認) | 世田谷区HP |
渋谷区 | 各支給月の15日(※記載が見つけられず電話で確認) | 渋谷区HP |
中野区 | 各支給月の12日頃 | 中野区HP |
杉並区 | 各支給月の12日 | 杉並区HP |
豊島区 | 各支給月の12日頃 | 豊島区HP |
北区 | 各支給月の12日頃 | 北区HP |
荒川区 | 各支給月の10日 | 荒川区HP |
板橋区 | 各支給月の15日 | 板橋区HP |
練馬区 | 各支給月の12日 | 練馬区HP |
足立区 | 第2営業日以降(初旬)各支給月の前月の月末に支払い通知が届くのでそちらを確認してください。(※記載が見つけられず電話で確認) | 足立区HP |
葛飾区 | 各支給月の10日 | 葛飾区HP |
江戸川区 | 各支給月の12日 | 江戸川区HP |
5. 児童手当の手続き
お子さんが生まれたり、他の市区町村から転入してきた時は、まずは認定請求の申請が必要です!市区町村の認定をもらえれば、翌月から支給されるようです。
どんな時に児童手当の申請が必要?
- 初めて子どもが生まれた時
- 2人目や3人目を出産した時(子どもが増えた時)
- 児童を養育するようになったとき(離婚,再婚,施設退所等)
- 引っ越しなどで、他の市区町村に住所が変わった時
- 公務員になった時、公務員をやめた時
ここでの注意点ですが「申請は15日以内に!」
15日をすぎてしまうと、申請していない月の分が支給されなかったりする事も。
「15日特例」
児童手当等は、原則、申請した月の翌月分からの支給となりますが、 出生日や転入した日(異動日)が月末に近い場合、 申請日が翌月になっても異動日の翌日から15日以内であれば、申請月分から支給します。申請が遅れると、原則、遅れた月分の手当を受けられなくなりますので、ご注意ください。
児童手当の申請の方法は?
児童手当の申請の方法ですが、現在お住まいの市区町村の窓口で申請できます。
申請に必要な書類が全て揃っていなくても、認定請求書を提出すれば受付してくれるようです。
※認定請求書は市区町村のホームページからダウンロードできる地域もありますし、窓口に置いてあるようです。参考として、千代田区の認定請求書の記入例はこちらです。
代理人(請求者以外の方)が申請する場合
代理人の方が申請する場合は、以下の書類が必要になります。
- 認定請求書に必要な書類など
- 委任状
- 本人確認書類(免許証など)
※委任状は一定の基準を満たしているものであれば、手書きでも構わないそうです。
今回、委任状のテンプレートを「令和」バージョンで作ってみましたので、良ければご利用くださいね。
児童手当の申請時に必要な書類
市区町村によって違うようですので、一度ホームページなどでご確認ください。下記は大まかに申請時に必要な書類です。
- 認定請求書(窓口で記入するかホームページからダウンロード)
- 本人確認書類 マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど
- 請求者及び配偶者の個人番号確認書類(通知カード、個人番号カード等)
- 健康保険証の写しまたは加入年金証明書など
- 手当の振込先口座情報 (通帳やキャッシュカードの写しなど※申請者名義に限ります)
- 印鑑 認印可
6. 児童手当の現況届
引き続き児童手当を受給したい場合、6月に配布される「現況届」をちゃんと提出しないといけません!
現況届は、引き続き児童手当を受給できる条件が変わっていないかを確認する書類になります。
6月中に提出していない場合、6月以降は受給できなくなる可能性もあるので、提出はお早めに!そして提出しないまま一定期間が経過した場合、受給資格がなくなる事もあるようです。
- 支給対象の子どもがいなくなった時
- 同じ市区町村の中で住所が変わった時、または養育している児童の住所が変わった時
- 受給者の方または養育している児童の名前が変わったとき
- 国内で児童を養育している者として、海外に住んでいる父母から「父母指定者」の指定を受けるとき
最後に
子育て真っ最中の我が家には、ありがたい児童手当。
今はまだ小さいから実感はないですが、高校になったら、大学に入ったら、とシュミレーションしていくと、いくら必要になるの〜恐ろしい!!
児童手当を今のうちに少しでも貯めておけたらな〜と思いました。
児童手当だけではなく、手当をもらえるものはしっかりもらって、子育てに役立てられたらいいですね!
突然ですが、児童手当っていつまでもらえるか知ってますか?